フローリングワックス剥離作業

フローリングワックスの剥離作業をさせて頂きました。
ワックスは消耗品のため定期的なクリーニングワックスをオススメしており、高い美観を保つためには数年に一度は古いワックスを一旦除去する剥離という作業が必要になってきます。

フローリングは基本的に水気を嫌いますので剥離剤もなるべく少量で、なお且つ短い時間で剥離作業が終わるようにエリアを区切って作業していきます。

まず最初に剥離剤を床面に塗布します。そしてすぐにパッド(スポンジ)で擦っていきます。
画像では分かりにくいですがフローリング専用剥離剤は粘度の高いものを使用しています。粘度の高い剥離剤を使用することによりフローリングの継ぎ目に水分が浸透するのを極力抑えることが出来ます。フローリングワックス剥離作業
一通りパッド(スポンジ)で擦り終わったら次にブラシで溝に沿って擦ります。これは溝に残っている古いワックスを除去するためです。
フローリングワックス剥離作業
そしてすかさず剥離剤を回収します。粘度が高いので少量の水を吹き付けながら吸引していきます。ここまで何十秒単位です。回収後キレイなウエスで数回拭きあげて乾燥させます。

フローリングワックス剥離作業
以前家具を置いたままワックスを塗布した跡。通常のクリーニングワックスでは取りきれないこのような跡も
フローリングワックス剥離前
このようにスッキリとキレイになります。古いワックスの完全除去です。
フローリングワックス剥離後

フローリングワックス剥離前
剥離前

ワックスを剥がした状態も落ち着いた雰囲気がありますね。でもこのフローリング材の場合、表面をキズから守り、汚れを着きにくくするためにワックス塗布したほうが良さそうです。

フローリングワックス剥離後
剥離後

下の画像、右側はワックスを剥離する前の床です。よく見ると表面に細かいキズが入っています。
一方、左側の剥離後の床には細かいキズはありません。

普段の生活、例えば歩行や家具の移動だけでも表面にダメージを与える可能性があります。砂埃がある状態でスリッパ歩行でキズだらけになる事も。
ワックスは日々のダメージから床材を保護してくれます。
ワックスの剥離前後の比較

そして今日もまた補修屋さんが来ております。ユーキリペアさんと株式会社TRCさん。
剥離したあとヘコミやキズを補修してからワックスを塗布するためです。
相変わらずしゃべり倒すユーキリペアさん。
腕には定評があります。
知らんけど。
ちなみにユーキリペアさんが使用している補修剤はベスコというメーカーだそうです。
補修剤メーカーは大きいところで「ベスコ」と「ケーニッヒ」があって
「ベスコは~・・・・」「ケーニッヒは~・・・」
と延々と話してくれてましたが専門的な内容が多く全然頭に入ってきませんでした。。。

フローリング補修
そしてTRC社のEさん。なかなかの好青年。
黙々と作業を続けます。ユーキリペアさんとは正反対。
この方も腕には定評があるようです。
フローリング補修

補修の終わった所からワックスを塗布していきます。
少し深みが出ましたね。これでまた床材を守ってくれることでしょう。
ワックス施工前後の比較

樹脂ワックスは消耗品です。定期的なメンテナンスがオススメです。
ちなみに世間でフロアコーティングと呼ばれているものは耐久性及び耐用年数が非常に高い反面、塗り直しが効かず、一度施工したら元に戻すことはできないものがほとんどです。
それぞれのメリット、デメリットを比較、検討したうえでご依頼ください。