床 フローリング

フローリングの劣化や汚れを防ぎ、キレイな状態を維持させるためには日頃のお手入れがとても大切です。
しかし、フローリングの性質に合ったお掃除をしないと、かえって床の状態を悪化させてしまうこともあります。

今回は、正しいフローリングケアとワックスの重要性について、プロの視点で解説します。

ワックスの3つの効果

🛡️ 床材の保護

ワックス施工により床表面に透明な皮膜(樹脂の膜)を作ります。
家具を移動した時にできるキズやスリッパの摩擦、ペットの引っ掻きキズなどから、フローリング材そのものを守る「犠牲膜」の役割を果たします。

✨ 美観の向上

目に見えない床の微細な凹凸を樹脂ワックスが埋めて平滑にします。
これにより光が均一に反射するため、美しい光沢が出て、お部屋全体が明るくキレイに見えるようになります。

🧹 お手入れ楽々

床材の表面がコーティングされることで、汚れが直接染み込まず、付着しにくくなります。
日常のお掃除も、掃除機掛けや軽い水拭きだけで済むようになり、家事の時短につながります。

ワックス施工できないフローリングとは?

すべてのフローリングにワックスが塗れるわけではありません。
以下の床材には原則として一般的な樹脂ワックスは使用できません。

⚠️ 無垢・自然塗装の床材

無垢のフローリング材で、かつ「無塗装」「自然塗装(天然油脂・オイル塗装)」の床材には、樹脂ワックスは密着しません。
これらには、専用のワックスクリーナーやメンテナンスオイルを使用することをお勧めいたします。

🚫 ワックスフリー(ノンワックス)床材

近年増えている「ワックスフリー」「ノンワックス」と呼ばれる特殊加工の床材は、製造段階で耐久性を高める加工が施されています。
これらにワックスを塗ると、逆に密着不良で剥がれたり、ムラになったりする恐れがあるため注意が必要です。

ワックスの必要性とメンテナンス周期

ワックスは一度塗れば終わりではありません。
長期にわたってキレイなフローリングを維持するためには、「定期的なメンテナンス」が絶対に必要です。

  • 年に1回:表面洗浄 + ワックス重ね塗り
  • 3~5年に1回:古いワックスを全て剥がす「剥離(はくり)」 + 新規ワックス

これを実施することにより、床材そのものを傷めずに、新築のような輝きを維持することが可能になります。

フローリングワックス剥離作業風景
▲ 専門的な技術が必要な「剥離(はくり)」作業の様子

普段のお手入れ方法

STEP 1:除塵(じょじん)

掃除機などを使用し、床面のホコリや髪の毛、ゴミ等をしっかり取り除きます。

STEP 2:汚れの除去

市販のフローリング用クリーナーを使用して、黒ずみ汚れや皮脂汚れを取り除きます。溝の部分は汚れが溜まりやすいので、ブラシなどを使うと効果的です。

STEP 3:水拭き・乾燥

固く絞った雑巾で水拭きして洗剤分を取り除きます。洗剤が残るとベタつきの原因になるので注意しましょう。最後にしっかり乾燥させれば完了です。

⚠️ スチームクリーナーについて
高温のスチームクリーナーを使用すると、熱と水分でワックス層が白化したり、最悪の場合ワックスや床材の表面が剥がれてしまう可能性があります。ワックス掛けされた床にはあまりお勧めできません。

黒ずみが取れない?「剥離」が必要かも

しっかりお手入れしたつもりでも、汚れが残っている状態でワックスを重ね塗りしてしまったり、ワックス層に入り込んだ細かいキズが黒ずんで見えることがあります。

この場合、上からさらにワックスを塗ってもキレイにはなりません。
一度古いワックスを薬剤で完全に溶かして除去する「剥離(はくり)洗浄」が必要です。

フローリングワックス剥離前

【剥離前】黒ずみ・ムラがある状態

フローリングワックス剥離後

【剥離後】素材本来の色に戻りました!

フローリングの剥離作業は、大量の水分と強力な剥離剤を使用するため、ご家庭で行うのは非常にリスクが高い作業です(床材を反らせてしまう恐れがあります)。
黒ずみが気になったら、ぜひプロの技術にお任せください。

👉 剥離作業の手順を詳しく解説した記事はこちら

床の黒ずみ・ワックス掛けのご相談はこちら

お見積りは無料です。剥離が必要かどうかの診断も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。